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コラム | 2022.04.20
PEEKの用途は?長所と短所についても
「PEEKの用途について知りたい」
「長所と短所について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
PEEKについて理解する機会はなかなかないですよね。
そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。ぜひ参考にしてみてください。
皆さんは、用途についてどれくらいご存じでしょうか。
あまりイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、用途について解説します。ぜひチェックしてみてください。
PEEKとは正式名称で「ポーリエーテルエーテルケトン」といい、頭文字を取ってPEEKと呼ばれています。
樹脂の中で高い耐熱性や優れた特性を多く持つ「スーパーエンジニアリングプラスチック」の1つとして知られています。
PEEKは優れた耐熱性を持つことから、自動車部品のエンジン回りや高温に晒される電子部品に採用されています。
自動車部品としては、欧州の自動車メーカーが先に採用していましたが、日本でも採用の機運が高まっています。
電気や電子分野でも幅広く使用されています。
強靭性や機械的強度などをもつことから、サイクロン型掃除機のインペラーに採用されています。
耐熱性の高さから、高温ハンダ付けを行う電子部品用途にも採用されています。
以上が、用途についてでした。
ここまで、PEEKの用途について解説しました。続いては、長所と短所について解説します。
ぜひこちらも併せてチェックしておきましょう。
まずは長所についてです。
①耐熱性や高温特性、耐加水分解性の高さ
連続使用温度が260℃
260℃の高温スチームに晒されても影響を受けない耐加水分解性を持ちます。
②機械的強度の高さ
幅広い温度域で強靱さを持ちます。
③引張特性の高さ
引張力を加え続けることで、さらに強度が上がります。
⑤耐薬品性の高さ
濃硫酸以外の薬品には侵されません。
⑥耐放射線性の高さ
⑦難燃性の高さ
高い難燃性があり更に、燃焼時の発煙や腐食性ガスの発生が極めて少ないです。
続いては短所についてです。
短所を1つ挙げるとするならば、材料コストが高いことでしょう。
長所でご紹介したように、PEEKは非常に優れた特性を持ち、幅広い分野で活躍しています。
しかしコストがかかることがデメリットとなり、採用が難しい場面も多いのではないでしょうか。
使用用途によっては近い特性の素材で代用するなどの対応が必要です。
材料コストが高いこと以外は短所がないという素晴らしいプラスチックです。
以上が、長所と短所についてでした。
今回は、PEEKの理解を深めたい方に向けて、用途について、また、長所と短所について解説しました。
今回の情報を活用し、さらに理解を深めてください。ご不明点がありましたらいつでも弊社へご連絡ください。
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