お知らせ・コラム
コラム | 2022.05.20
ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)の違いとは?共通点と相違点を解説!
「ポリエチレンとポリプロピレンの性質について知りたい」
「共通点と相違点について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
両者の違いについて明確にしておきたいという方は多いと思います。
そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。ぜひ参考にしてみてください。
皆さんは、この2つの素材の特徴についてどれくらいご存じでしょうか。
言葉は誰しも一度は聞いたことがあると思いますが、その特徴についてまで詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこでまずは、これらの特徴を解説します。
ポリエチレンは、プラスチックの中でも最も原料価格が安く、加工が容易という特徴があります。
最も単純な構造を持っているため、幅広い加工方法に対応できるのです。耐寒性が高かったり、防水性が高かったりという長所もあります。
一方で、耐熱性や接着性は低いです。
ポリプロピレンは非常に軽いことが特徴であり、パッケージデザインの素材として多く使用されています。機械的強度に優れており、耐摩耗性も高いです。
一方、耐候性の低さや接着の難しさが短所として挙げられます。
以上が、2つの特徴についてでした。
ここまで、2つの特徴について解説しました。
ここからは共通点と相違点についてご紹介します。ぜひこちらも併せてチェックしてさらに理解を深めましょう。
共通点は以下の通りです。
①水素と炭素からできているポリマーである
②熱で容易に融解するため、成形性に優れる
様々な成形加工方法に対応します。
③良く燃える
可燃性の樹脂です。
④比重が1以下の軽い樹脂
⑤誘電率が低い
電子レンジでの使用が可能です。
⑥無味無臭無毒で安全性に優れる
相違点は以下の通りです。
①融点と熱変形温度はポリプロピレンの方が高い
耐熱性はポリプロピレンの方が高いです。
②ポリプロピレンは硬い樹脂で、ポリエチレンは柔らかい樹脂
③ポリプロピレンは完全に光沢な無色透明フィルムが作成可能であるが、ポリエチレンは不可
④ポリプロピレンの方がポリエチレンより耐候性が低い
以上が、共通点と相違点についてでした。
今回は、ポリエチレンとポリプロピレンについて知りたい方に向けて、それぞれの特徴について、 また、共通点と相違点について解説しました。
今回の情報を活用し、それぞれの特徴について理解を深めてください。ご不明点がありましたらいつでも弊社へご連絡ください。
試作から製作まで
お気軽にお問い合わせください
053-485-6640
営業時間 : 平日AM9:00〜PM5:00
Copyright© 株式会社モック All Rights Reserved.