MCナイロンは白と青とで違いはあるの？性能の高さについても解説！

「MCナイロンは白と青で違いはあるのだろうか」
「MCナイロンの性質はなんだろうか」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。白と青で違いがあるのか気になりますよね。

そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。ぜひ参考にしてみてください。

□白と青では違いがあるのかについて

皆さんは、MCナイロンは白と青で違いがあるのかについてご存じでしょうか。知らないという方も多いのではないでしょうか。
まずはこれらの違いについて解説します。

青いものはMC901で、白いものはMC900NCです。これらの違いは、色のみなのです。
白いほうは着色がされていないため白く、青いほうは着色がされているため青いということになり ます。

着色剤の有無しか違いがないため、物性は等しいのです。
違いがないとはいえ、弊社で扱うMCナイロンは9割以上が青色のMC901となっています。
流通量は圧倒的にMC901ではないでしょうか。

以上が、白と青の違いについてでした。

□MCナイロンにはどのような性質があるのかについて

ここまで、白と青に違いはあるのかについて解説しました。
ここで、そもそもMCナイロンにはどのような性質があるのか気になった方もいらっしゃるでしょう。
そこで続いては、性質について解説します。

知っておくべきMCナイロンのポイントは以下の通りです。
MCナイロンは6ナイロンより全体的に優れた性質を持つ樹脂であるということです。
ポリアミド樹脂と呼ばれるものからできているナイロン樹脂であり、従来のナイロン樹脂の弱点を克服した代表的なエンジニアリングプラスチックです。

一番の特徴は機械強度に優れる点です。
これは、外部からの瞬間的な力に対しての抵抗力が高いことを指します。
簡単にいうと頑丈です。

それ以外にも、薬品耐性に優れていますし、電気特性にも優れています。温度の耐性も高く、低温であっても製品が劣化しません。
融点も高いため、耐熱性も高いです。
耐摩耗性も他のナイロン樹脂より向上されてあります。
しかしデメリットもあります。
それは吸水性が高いことです。
他の樹脂と比べて吸水性が高いため、寸法安定性が悪く使用状況によっては
適さない場合もあります。

以上が、性質についてでした。
このように、MCナイロンは他の樹脂と比べても、非常に高い性能を持っており幅広い場面で使用されています。

□まとめ

今回は、MCナイロンについて知りたいという方に向けて、青と白に違いはあるのかについて
また、性質について解説しました。

今回の情報を活用し、MCナイロンへの理解をさらに深めてみてください。
ご不明点がございましたらいつでも弊社へご連絡ください。