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コラム | 2022.09.20

アクリルの耐熱温度はどれくらいなのか?

アクリルの耐熱温度はどれくらいなのか?

 
「アクリルの耐熱温度はどれくらいなのだろうか」
「温度上昇による注意点について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。

 
そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。
ぜひ参考にしてみてください。

 
 

□耐熱温度について

皆さんは、アクリルの耐熱温度はどれくらいであるとお考えですか。
まずは、耐熱温度がどれくらいなのかについて解説します。ぜひチェックしてみてください。

 
アクリルの連続耐熱温度は、約70°~90°です。
これはPE(低密度ポリエチレン)やPS(ポリスチレン)と同等な数値で、汎用プラスチックの中では低い部類です。

 
PVC(塩ビ) 60°~80°
よりは高いですが、
 
ABS 70°~100°
PP(ポリプロピレン) 100°~140°
などよりは低いです。
 

また、同じく透明なプラスチックではPC(ポリカーボネート)の方が連続耐熱温度120°~130°と高い数値です。
*数値はメーカーやグレードによって変わりますので参考値とします。

 
以上が、耐熱温度についてでした。

 
 

□温度上昇による注意点について

ここまで、耐熱温度について解説しました。
しかし、もうひとつ知っておきたい点があります。

 
自然環境における温度上昇による注意点についてです。
 
アクリルは耐候性が高く、太陽光や風雨に長期間耐えるため看板や建築材料に利用されます。
しかし、多くのプラスチックは気温や湿度により金属より大きく伸縮が起こります。
 
アクリルの伸び率は、温度変化が1°につき1mあたり0.07~0.2mmです。
近年の日本の環境ですと夏と冬の気温差が30°を超す事が普通になっています。
年間で30°の気温変化があると、アクリル板は1mあたり2.1mm~6mmも伸縮する可能性があることになります。
 
更に湿度によっても変化するため、屋外でアクリルを使用する場合は伸び縮みのためのクリアランスを設けるなど、特別に注意が必要です。
 
以上が、注意点についてでした。
 
 

□まとめ

今回は、アクリル樹脂への理解を深めたい方に向けて、耐熱温度について解説しました。
また、注意点についても解説しました。
 
今回の情報を活用し、アクリル樹脂に詳しくなってください。
ご不明点がありましたらいつでも弊社へご連絡ください。

 

 
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