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コラム | 2022.07.10

POM(ポリアセタール樹脂)の耐熱温度はどれくらい?POMに詳しくなろう!

POM(ポリアセタール樹脂)の耐熱温度はどれくらい?POMに詳しくなろう!

 
「POM(ポリアセタール樹脂)の特徴について知りたい」
「POMの耐熱温度について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
POMについて詳しくなりたい方は、まずは特徴について押さえることが大切です。

 
そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。
ぜひ参考にしてみてください。

 
「POM」とはポリオキシメチレンの略称で、一般的にはポリアセタールや
ジュラコン(製品名)と呼ばれる代表的なエンジニアリングプラスチックです。
 
 

□POMの特徴について

皆さんは、POMの特徴についてどれくらいご存じでしょうか。

あまりイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、特徴について解説します。
ぜひチェックしてみてください。

 

まずは長所についてです。
 
①耐摩耗性や耐衝撃性、電気的特性に優れている
耐摩耗性に特に優れているため、歯車やレールなどの他の部品と摺れて当たる部品に使用されます。
 
②自己潤滑性をもつ
 金属との摩擦係数が特に低いです。
 
③吸水性や吸湿性が小さく、寸法安定性に優れている
 
④耐溶剤性が高い
 
⑤加工性が良い
 切削加工に限って言えば、粘りも無くサクサクと削れる樹脂です。
 
 
続いては短所についてです。
 
①透明性がない
 結晶性が高い樹脂なので透明性がありません。
 
②強酸への耐性がない
  
③耐候性が良くない
屋外で使用することは避けたほうが良いです。
 
④接着性が悪い
 一般的に接着は不可です。
 
⑤可燃性
 
以上のような短所があります。
 
以上が、特徴についてでした。
 
 
用途としては、スイッチや歯車、自動車部品、クリップなどが挙げられます。また、リコーダーや木管楽器、金管楽器にも使用されているのです。
非常に幅広く使用されていることが分かります。
私たちが生活するうえでとても大切な素材であることが分かりますね。

 
 

□耐熱温度はどれくらいなのかについて

ここまで、特徴について解説しました。
続いては、耐熱温度を含めた様々な物性について詳しく記載するので、ぜひ
併せてチェックしてみてください。
 

①耐熱温度は90℃-100℃で融点は165℃
連続使用温度が比較的高いです。
 
②バランスの取れたた機械的強度をもつ
・引張強度 61Mpa
・アイゾット衝撃値(ノッチ付き) 74J/m
 
③吸水率は0.22
寸法安定性が良いです。
 

以上が、耐熱温度を含めた性質についてでした。

 
 

□まとめ

今回は、POMについて知りたいという方に向けて、特徴について、また、耐熱温度を含めた物性についてご紹介しました。
今回の情報を活用し、POMに詳しくなってください。

 
ご不明点がありましたらいつでも弊社へご連絡ください。

 

 
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